御開帳は4月18日

伝教大師坐像


天台宗の祖・伝教大師 最澄の坐像。
裏書には文政四年(1821)の年記とともに、大師一千年遠忌の報恩として新たに造立された旨が記されています。
この造立は当時の美江寺住職・智霊大阿闍梨によるものとみられ、祖師信仰と再興の動きを伝える資料となっています。
江戸時代末期に差し掛かるあたりで十一代将軍 家斉(いえなり)の時代。
数年前にはイギリス船が浦賀来航し、この年には伊能忠敬が日本地図を作ったとされています。
この翌年にはコレラが流行し、数年後には外国船打払令が出され、シーボルト事件が起こるなど
なにやら世の中が不穏な空気に包まれる時代に入って行くころのことです。


伝教大師座像

伝教大師座像の下に書かれた文字

文政亖年 辛巳 〇正當 伝教大師一千年乏偉 景海恩報謝之一滴謹 新彫尊像黙眼供戒 会者也美江寺現住大阿闍梨法印智霊 遍照金到篆豪潮黙眼

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